コロナ禍で取り組んだ夜間自主防災訓練


12月6日は県が定めた『地域防災の日』でしたが、堂林自治会では前日5日(土)の晩に夜間自主防災訓練を実施しました。6月にはコロナウィルス対策を講じた自主防災訓練を実施しましたが、震災は夜間に起こらないとは限らないので6月に実施した防災訓練の夜間バージョンを行いました。堂林自治会では今年、静岡市からの補助金を使用して防災ヘルメットを新しいものに取り替えました。自治会館に常備されていたヘルメットは平成5年に購入したもので、20年以上経過し使用期限も過ぎているため、新しいものにしました。その際、すべてのヘルメットにヘッドライトを取り付けて夜間でも使い易い仕様としました。

新調した防災ヘルメットはミドリ安全さんに製作を発注したのですが、注文の際には幾つかこだわりが有りました。まず、ヘッドライトの取り付け位置によってヘルメットに印字される堂林自主防災会等の文字が隠れないようにする事や、文字の大きさ、堂林自治会の特徴カラーとなる紫色の選定等には特にこだわりました。購入したヘルメットへのヘッドライト取り付けは、自主防災委員さん全員に参加してもらってヘルメットの固定バンド調整方法や、ヘッドライトの使い方等を事前に確認してもらいました。

堂林自治会ではコロナウィルス対策として、隣組長LINEグループ自主防災会LINEグループの運用を始めています。毎月隣組長が集まる定例会では隣組長LINEグループを使ったLive配信始めています。自治会館に集合しなくてもスマホのLINE機能を活用して定例会に参加する事が出来るようになりました。また、自主防災会LINEグループでは岡地区連合防災会議の内容報告や防災訓練、災害時の情報伝達手段としてLINEを活用しています。今回の夜間自主防災訓練でも黄色いハンカチの掲示状況をグループ内の自主防災委員が共有することで、公助・共助の意識向上に取り組みました。

非常災害時は先ずは自助、そのあとの公助・共助が重要になってきます。まだまだ理想とする形には遠い感じもありますが、LINEグループを活用してコロナ禍でも地域のつながりが強化できる活動を続けていこうと考えています。先日、地元情報誌である 清水ベイプレス さんに堂林自治会の防災取り組み内容が記事として取り上げられました。コロナ禍で多くの活動が自粛制限されている状況ですが、堂林自治会の取り組みが多くの地域の模範となれば良いかと思います。

 【 堂林 夜間自主防災訓練関係資料 】
  ① 夜間自主防災訓練 回覧文  
  ② 夜間自主防災訓練 実施要領 
  ③ 夜間自主防災訓練の結果報告と御礼